世界一周全旅行記はこちらからどうぞ♪ 201910ブダペスト&NY&カナダ
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NYでもうひとつ楽しみにしていたこと、それはゴスペルを聞くことでした!
想像していたのは「ブルースブラザーズ」のゴスペルのシーンだったり、「天使にラブソングを」のような喜びが全面に爆発しているようなものでした。
しかし実際は・・・
ベルトラにてハーレムゴスペルツアーへ
日曜のミサに合わせてNY滞在できたらよかったのだけど、あいにくの平日滞在。
でもゴスペル聞きたいし・・・と検索して参加したのが以下のベルトラツアーでした。
私は松尾公子さんに案内していただきました。
場所に特にこだわりはなかったのだけど、ハーレム地区の教会とのこと。
一人で行くのはちょっと怖いハーレムも熟知されている方の案内なら安心だわ、と、ハーレムの雰囲気も味わいつつのツアーとなりました。
当日はNYヒルトンミッドタウンに集合して、地下鉄で移動するスタイルのツアー。
参加された方々は個人旅行、一人旅の人が多く、黒人音楽が大好きな方、ご自身でも歌っている方々ということで、あまり知識のない私は若干肩身が狭い💦💦
道すがら、ハーレムや音楽のお話、これが”A列車で行こう”のA列車なんだよ~とか、シュガーヒルはここなんだよ~とか、いろんなお話を聞かせていただきながらハーレムに到着。
ハーレムは、もともとオランダ人入植者の街だったということで、私が思い描いていたハーレム=狭い=雑多=汚いとは完全に異なって、街並みだけみているとほかの街と何も変わらないことにびっくり!
しかもハーレムってオランダ語で楽園という意味なんだとか!
不景気で白人たちが出ていった後に、奴隷解放後の黒人たちが集まってきて住み着くようになったみたい。
それこそ私のイメージのように、昔は治安も悪かったけれども、マジック・ジョンソンがオーナーのショッピングセンターができたり、クリントン元大統領が事務所を開いたり、初の黒人大統領が誕生したり!といろんなことが追い風になって治安はだんだん良くはなっているんですって。
それでもまだまだ他の街に比べれば断然に治安は悪く、大通り以外は危険だとのこと。
というわけで
うきたん ど緊張。笑
結果、写真がほぼない。笑
アポロシアター
黒人音楽の聖地 アポロシアター。
ジェームス・ブラウン、ダイアナ・キング、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、スティービー・ワンダーなどを輩出しています。
シアターの前には、黒人音楽の英雄たちの名前が刻まれたプレートが埋め込まれています。これ自体は2010年から始まったみたいだけど、並んでるプレートはそうそうたる面々。
黒人音楽にそれほど詳しくない私ですら知ってる名前がたくさん並んでいました。
ゴスペルそれは・・・
そんなこんなで教会に到着。
今日は水曜日なのでミサではありません。
ARC薬物中毒厚生施設の方々が教会でゴスペルを聞かせてくれるのです。
彼らは全員元麻薬中毒者。それが歌の力というか神の力で回復してるので、彼らの捧げるゴスペルは・・・・なんといったらいいか・・・
魂から声がでているような感じとでもいえばいいのかな、心の声なんです。
それもそのはず、ちょうどこの日はこのグループに属していたIra Greigさんという方がなくなってから初めての会だったようで、追悼の会となっていたのです。
だからなのか、いつもこうなのかはわからないけど、神がおりてきたように、祈る人、涙する人がいて・・・なんというか・・・この気持ちを表す言葉ないのです。
胸がぎゅーーーっとされるような感覚はあるんだけど、感動しているのともまた違って・・・
「なん?なに?こんな世界があるんだ、でもどう受け止めていいかわからない」
というのが率直な感想でした。時間も1時間あったはずなのに・・・10分くらいしかたってないような・・・あっという間に時間はすぎ・・・
すみません、本当になんといっていいか言葉が見つかりません💦
そんな会の最後は、「Oh, Happy Day!」をみんなで歌おうということで、ARCの方々と肩を並べて天に届けとばかりにみんなで大合唱しました。
最後に、このツアーをガイドしてくださった松尾公子さんのツイートを引用させていただきます。
R.I.P. Ira Greig
— Kimiko (@KimikoHarlem) 2019年10月3日
この前まで超パワフルに歌ってたのに、その数日後倒れて、その数日後、天に召された。今日は急遽トリビュートで
彼の曲をリード無しでみんなで歌った。心の中でアイラのリードがみんなに聞こえていた。明日は誰にも保証されていない。今日命があることに本当に感謝しながら生きたい。 pic.twitter.com/vxuMacFKNI
曲や、テンポ、アレンジによってはエンターテイメント性もあるんだと思うけど、根底は揺るぐことない信仰であり感謝であり愛であり・・・そんなことを感じられる時間を共有させていただけたことに感謝します。