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やってきました ヨーロッパの画家セクションへ続きます~
後日訪れた企画展 Paris 1874の絵もまじえて画家さん別にめぐりましょう!
Paris 1874は、1874年にパリで最初の印象派展が開催されたことにちなんだ展覧会でオルセーとここワシントンDCのナショナルギャラリーでの開催されるとのこと。
初めて展示される作品もあるんだとか。
Vincent van Gogh
星月夜もそうだけど、独特な空。ゴッホの油絵は凹凸があって陰影ができるから平面的な絵であってそうでない躍動感みたいなのものが感じられて面白い。ひまわりもそうよね。
Paul Cezanne
後にセザンヌの部屋を飛ばしてしまっていたことに気が付いたのは帰国後の話・・・
他にも有名な画家さんが目白押しで、まったく気が付かなかったわ。
Auguste Renoir
Paris1874の企画展もあり他の美術館所蔵のものも観られたので、かなりルノワールを楽しめた。
まるでフランス人形のような絵の数々。
天使が舞い降りてきたよう!「踊り子 The Dancer」
でも度肝を抜かれたのがこの絵、「オダリスク」
オダリスクとはイスラム圏のハーレムの女性達のことらしいのですが、当時の恋人をモデルにオリエンタルなブームもあり、ドラクロワの「アルジェの女たち」にも触発されて描いた絵とのことだけど・・・・
なんなのこの退廃的な雰囲気は!そして艶めかしすぎる!
フランス人形さん達とのギャップにびっくりして、ただ茫然と眺めていました(^^
ほっとする・・笑
今回のルノワール作品の中では、この「アンリオ夫人 Madame Henriot」 と「踊り子」が良かったなぁ。
Camille Pissarro
その当時のありふれた日常が描かれてるのが楽しい。
牛?の世話をしながら、お友達と楽しくお話しているのかな。
Edouard Manet
マネといえば「草上の昼食」オルセー美術館
エドゥアール・マネ - wartburg.edu, パブリック・ドメイン, リンクによる
他の画家さん達もこぞって真似をしたという革新的な画家さん。
次のイギリス旅では、「フォリー・ベルジェールのバー」を観てみたい!
エドゥアール・マネ - The Yorck Project (2002年) 10.000 Meisterwerke der Malerei (DVD-ROM)、distributed by DIRECTMEDIA Publishing GmbH. ISBN: 3936122202., パブリック・ドメイン, リンクによる
Berthe Morisot
マネの絵画モデルの一人であり、マネの弟の奥様のモリゾ。
なんて素敵な絵を描くのかしら。
写真とはかけ離れてはいるけれど、不思議とポートレートの写真を見ているよう。
女性の表情が、なんだかういういしくて、思わず笑顔になってしまう。
「ダイニングルームにて In the Dining Room」
Claude Monet
モネって生涯2000点以上の絵を描いたのだとか。
それはどこの美術館でもそれなりの数を収蔵しているわけだ。
ここナショナルギャラリーでも堪能できたよ。
素敵な絵だったなー。
今にも動き出しそうな人物像と、木漏れ陽の様子。ドキドキしちゃった。
自分は絵がとても下手なので、どうして筆一本でここまで景色を表現できるのか不思議でならない・・・
今回モネの作品で、気に行ったのは 「ヴェトゥイユのモネの庭 The Artist's Garden at Vétheuil」
なんとなくモネって春の景色というイメージだったものだから、この絵をみてなんだか感動しちゃった。
夏の暑さが絵から伝わってくる!
これも参ってしまった!「散歩、日傘をさす女 Woman with a Parasol - Madame Monet and Her Son」
モネの奥様と息子さんの絵。写真で言えばスナップショットといった感じだろうか。見事に日常の一コマが切り取られているうえに、爽やかな初夏の香りがする。
なんだか刹那的で涙がでてくる。
この睡蓮の絵のタイトルは、なんと「The Japanese Footbridge」
1867年のパリ万国博覧会で拍車がかかったジャポニズムは、当時の画家さん達に影響をあたえたみたい。新しい風よねぇ。
ジヴェルニーのモネの庭につくられた池には、太鼓橋がかかっていたんだそう。水に映る太鼓橋もまた美しいわ
Paul Gauguin
ゴーギャンさん。フランスの画家さんではあるけれど、パナマに行ったりタヒチに行ったり、他の方々とは一線を画していてユニーク。
「自画像」
とにかくタヒチ。そうだよなぁ、フランス領だものね。
それにしても長い旅路だよなぁ。フランスに戻ったこともあったようだけど、最終的にはポリネシアで骨をうずめることに。
Johannes Vermeer
なんとなくフェルメールって印象派の画家さんかと思っていたら、なんのなんのそれよりも古い17世紀のバロック絵画の画家さんなのね。
早くに亡くなったこともあって世に出ている作品は40点もないんだそう。
日本でフェルメール展が開催された記憶があるけれど、それってすごいことよね。。。
フェルメールってこの構図が多いイメージ。いつも窓際。
「天秤をもつ女 Woman Holding a Balance」は手の繊細さがとても素敵。
「手紙を書く女 A Lady Writing」も同様に手が素敵。どちらの絵もテーブルの上に宝石のようなものが乗っていて、窓からの光でキラキラしているのがとっても印象的。
Leonardo da Vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた女性は4人しかいないんだそう。
そのうち2点はルーブル美術館所蔵、いわずと知れた「モナ・リザ」と「ミラノの貴婦人の肖像」、ポーランド クラクフ チャルトリスキ美術館所蔵の「白貂を抱く貴婦人」そしてこの「ジネーヴラ・デ・ベンチの肖像」。
この作品は、南北アメリカで公開されている唯一のレオナルド・ダ・ヴィンチの作品で、ナショナルギャラリーでももっとも重要な収蔵品なんですって。
1474年に描かれたというのだから、650年の時間を経てもなお鑑賞できるというのは驚きしかない。
Edgar Degas
ドガといえばバレエ!
バレエのレッスン風景を描いたものがたくさんありました。
そして有名な「14歳の踊り子」の彫刻
ドガといえばこの彫刻を連想するけれど、不思議にも生前に発表されたのはこの作品のみらしい。
そしてこれがオリジナル。着色された蜜蝋でできているんだって。
しかも頭髪は人の毛を使い、実際のトゥシューズを履かせた上に蜜蝋を塗って?最後に衣装を着せたらしい。
発表当時は非難もあったらしいけれどこれをもとにブロンズ像が作られ、世界各地の美術館に収蔵されている。
その他にも3体の踊り子がいて、向かい合って配置されているの。(一部は石膏)
他にも小さな作品がたくさんありました。
Sir Peter Paul Rubens
日本人にはお馴染みのルーベンス。とにかくフランダースの犬の悲しみがついてまわる画家さん。
とにかく宗教画のイメージが強い。だいたい天使がいるような。
迫力があったのがこちらの「ライオンの穴の中のダニエル Daniel in the Lions' Den」
これも旧約聖書の中のお話をモチーフにした作品。
宗教画のイメージがあまりにも強くて、こういう普通の人物画が新鮮。そして美しい~
「侯爵夫人ブリジダ・スピノーラ=ドーリアの肖像 Marchesa Brigida Spinola Doria」
すべてはアントワープの祭壇画のために。
ルーベンスは多くの聖母被昇天を描いているが、これはハーグのマウリッツハイス美術館の所蔵品の複製ではないかとのこと。
いつかアントワープで見てみたいな。
「The Assumption of the Virgin聖母被昇天」
Sir Anthony van Dyck
ダイクの作品は衣装の質感がすごくて、ただただうっとりしちゃう。
海外の美術館って、こんな風に人にせかされることなくゆっくり鑑賞できるのが最大の良いところよね。
その他
いくつか印象に残った作品を
Edouard Vuillard
日本美術にも関心があったヴァイヤールの屏風型の作品。西洋画の屏風って新鮮!
Camille Cabaillot-Lassalle
Paris 1874の展示品でオルセー美術館の所蔵品。オルセーが所持して以来、初めての展示とのこと!
「ル・サロン・ド・1874 Le Salon de 1874」
1874年にパリで開催された印象派展の様子を先取りして描いたんだとか。
美術館で絵画を鑑賞する人々の絵を見るとは・・・とっても不思議な感じ。
Jean Joseph Benjamin Constant
なんてオリエンタルな香りがする作品かしら。アンニュイな女性二人が対照的。
「エミールのお気に入り The Favorite of the Emir」
Giuseppe De Nittis
Paris 1874の展示品 個人ギャラリー収蔵品「麦畑で In the Wheat Field」
これもひときわ目をひいたなぁ。黄金の麦畑を散策しているのかな、
アップでみてみると細部まですごく細かくて、今にも動き出しそうでドキドキしちゃう。
Charles-François Daubigny
こちらも「Paris 1874」の展示品 ハーバート F. ジョンソン美術館収蔵品「The Fields in June」なんと訳せばいいのか。6月の大地とでも言おうか。
ポピーかなぁ、咲き誇る様がとっても美しい。
Karin Bergöö Larsson
この絵にもハッと目を奪われたなぁ。
「ピエール・ルイ・アレクサンドル Pierre Louis Alexandre」
1879年 - 1880年の作品とのことだけど、この時代にヨーロッパの絵画で黒人を描いたものって珍しいなって思った。
ラテンアメリカからスウェーデンへの亡命者だったアレクサンドル。遠い故郷を思ったまなざしなのかな、どこか切ない。
Francisco Goya
とにかく美術館の空間自体が心地よすぎるのよね・・・
独占状態です。
Auguste Rodin
考える人他、ロダンの作品もいくつかあり
Bartolomé Esteban Perez Murillo
ナショナルギャラリーからの最後のご紹介は、ムリーリョの「窓辺の二人の女性 Two Women at a Window」
これはねぇ・・・とにかくカワイイ!
ちょっといたずらっ子っぽい女の子が興味津々に外を眺めている様子。後ろの女性も思わず見ちゃうような、”何か”が何なのかなーって想像しちゃう。
見てるだけでこちらも楽しい気持ちになるような絵画だったわ。
西館は2日にかけて訪ねました。
1日目は、午前東館、午後西館。
翌々日は、午前西館、午後自然史博物館へ。
体力に自信があって、さーーっと回るだけなら一日で東館、西館回れると思います!
私は気に入った絵の前のソファでのんびり眺めたりしながらのんびり鑑賞したので時間がかかりましたが、そんなのんびり鑑賞も海外ならではかなぁ。とにかくこの空間を満喫できて大満足でした!
そして、以下の美術館でみたいものができたので、まずは次のイギリス旅にちゃんと組み込まないと。
コートールド・ギャラリー
テートギャラリー
ナショナルギャラリー
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