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おひとりゆる旅 春のアイルランド・イギリス旅⑫ バターミアとホニスターパス

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昨日は朝ごはんをいただき昼抜き。その上夜は夕食難民となり、グラスゴーで買ったM &Sのサンドイッチをいただいたわけですが、朝にはお腹ぺこぺこ。

こちらのお宿の朝ごはんは8時スタートと遅めのスタート。

ビュッフェ形式ですがメニューはイングリッシュブレックファストスタイル。(豆はなかったけど)

ハムとソーセージがめっちゃ美味しかった!

 

住んでいる人が少ないから、演習に使っているのかな

 

 

ご飯食べすぎて動けない~
この景色見てるだけで外出しなくていいかって気になってる^_^;;

 

いや、だめだめ。

今日は天気が下り坂ということもありwifiもない宿ですが宿でゴロゴロするかと頭をよぎったけど。。。。重い腰をあげてドライブへ。

 

ドライブに時間がかかってしまって、念願のティーハウス Baldry'sに行けない可能性もなきにしもあらず!

ということで
むふふ・・・・万が一のためにスコーンを調達。

かわゆすぎる♡

 

湖水地方国立公園(Lake District National Park)

ホニスターパス(峠)に行く途中で、Noble Knott展望台があったので車をとめてみる。

次から次へと湖が現れる。

湖水地方国立公園(Lake District National Park)は2017年に登録された世界遺産。

不思議なことに、湖水地方はなんと世界自然遺産ではなく、世界文化遺産!

 

湖水地方はもともと巨大な火山活動で降り積もった火山灰や溶岩が、のちに湖水地方特有の「硬い岩石」となるのだけど、最終氷期期に氷河が土砂を削り取ってU字谷や圏谷(カール)を形作り、土砂で谷がふさがれ湖になったんだって。

 

どうりで!

ドライブしていると、まるでカナダのカナディアンロッキーのような景色だなと感じたもの。どちらも氷河が削り取った地形だもんねぇ。

 

氷河が削り取って地形が形作られた後、森林となったらしいのだけど・・・

うーん、木がない。。。

 

ここに世界文化遺産たる所以が。

1987年複合遺産として審議されたときには見送られ、文化遺産として推薦された第14回世界遺産委員会(1990年)も審議がまとまらず、ようやく登録されたのは2017年。

 

単なる「手つかずの自然」ではなく、石器時代から人々が燃料や農地確保のために木を切り倒し、数千年にわたる羊の放牧(農業)、羊が若芽を食べ新たな森ができるのを防ぎ、緑の絨毯を敷いたような独特の景観を作り上げ、文化的景観として推薦され登録されたのだって。

これは植林+伐採だろうけど、こんなふうに長い時間をかけて開拓してきたのが湖水地方なんだなぁ、ってしみじみしちゃった。

 

世界文化遺産への登録は2017年だけれど、1902年から徐々にナショナルトラストが管理する土地が増えいったから、景観が保たれてきたんだね。

湖水地方の歴史年表

年代    出来事
1778年 初のガイドブックが発行され、観光地としての歴史が始まる
1847年 ケンダル・アンド・ウィンダミア鉄道が開通し、観光客が急増
1895年 ナショナル・トラスト設立。
1902年 ナショナル・トラストが湖水地方ダーヴェント湖畔に土地を取得
1943年 ビアトリクス・ポターが亡くなり、4,000エーカー以上の土地をナショナル・トラストに寄贈
1951年 国立公園に指定
2017年 ユネスコ世界遺産に登録

*Google Gemini

 

目を引くのはビアトリクス・ポター4000エーカー寄贈!!

 

4,000エーカー(約1,600ヘクタール=16平方キロメートル)という数字は、湖水地方の自然保護の歴史において、ビアトリクス・ポターがナショナル・トラストに遺した「最大の贈り物」の規模を表しています。

1,600ヘクタールと言われてもピンとこないかもしれませんが、これは東京ドーム約340個分に相当する広大な土地です。


1. なぜ彼女はそれほど広大な土地を持っていたのか?

ポターは単なる絵本作家ではなく、実業家であり、情熱的な**「農場経営者」**でもありました。

  • 印税の使い道: 『ピーターラビット』シリーズが大ヒットして得た多額の印税を、彼女は贅沢品に使うのではなく、湖水地方の農地や古い家屋を買い取ることに注ぎ込みました。

  • 開発の阻止: 当時、湖水地方には観光開発の波が押し寄せていました。彼女は「自分が土地を買って農場として維持すれば、醜いホテルや住宅が建つのを防げる」と考えたのです。

2. 4,000エーカーに含まれていたもの

1943年に彼女が亡くなった際、遺言によってナショナル・トラストに寄贈された遺産には、以下のものが含まれていました。

  • 14の農場: 彼女が経営し、守り抜いた農場。

  • 数多くのコテージ: 伝統的なスレート造りの建物。

  • 広大な山や牧草地: 彼女が愛した風景そのもの。

3. 彼女が守りたかった「ハードウィック・シープ」

この4,000エーカーの土地とともに、彼女が守りたかったのが、湖水地方特有の羊「ハードウィック(Herdwick)」です。

  • 絶滅の危機: 飼育が難しくなりつつあったこの種を、彼女は自ら羊飼いとして育て、品評会で優勝するほどの情熱を注ぎました。

  • 寄贈の条件: 彼女が土地を遺す際、ナショナル・トラストに対して「これらの農場では、引き続きハードウィック種を飼育すること」を条件の一つとして課しました。


 現在の湖水地方

今日、私たちが湖水地方で「羊がのんびり草を食む、絵画のような美しい田園風景」を楽しめるのは、彼女が遺したこの4,000エーカーが、ナショナル・トラストによって当時のまま守られているからです。

もし彼女がいなければ、ウィンダミア湖やグラスミアの周辺は、今頃リゾートマンションだらけになっていたかもしれません。

*Google Gemini

 

国立公園自体は2300平方キロメートルで神奈川県と同じくらい、ボターが残した土地は16平方キロメートルで羽田空港くらいの広さ。

国立公園に占める割合はほんの少しだけど、ポターの意思が引き継がれた国立公園なんだなと思うと、個人(といってもお金持ちだけど!)でも環境に貢献できることはあるんだなぁって思えるね。

バターミア

この標識がかわいらしすぎて胸がきゅんきゅんするっ。

小さなSt James' Church, Buttermere

1507年に建てられた教会。 現在の建物は1840年に再建 

羊飼いの門が可愛い。

村の人々の祈りの場なのだろうなぁ。

日本でも、どんなに小さな村でも山奥でも神社やお寺があるものね。

Syke Farm Tea Roomでお手洗いをお借りして食事調達。今日も夕食難民になるかもしれないし(^^

※繁忙期ではないと思うけど、お店のおトイレは長蛇の列でした。

ゴートチーズパイと紅茶を購入!

あったかい飲み物がしみる~

 

 

ホニスターパス(峠)


そして悶絶の景色と出会ったのです。

これが氷河が削り取った地形!壮大で荒々しい岩山の谷底をドライブするというは、人間とはなんてちっぽけで、日々の悩みなんて大したことないと思い知らされるんだよなぁ。

これがホニスター峠。

車ですらあんなに小さいの!

この景色の中一歩一歩踏みしめて歩いてみたかったなぁ。


峠には、売店もあるので休憩にぴったり。

そしてここはスレートの採石場もあって、湖水地方の家々がスレートづくりなのも納得。

峠の門も、オブジェも、スレートづくり(^^

峠からは、徒歩またはツアーバスでさらに上へと昇っていけるみたいだけど、かなりな坂だわ。



エジンバラでも茂っていたハリエニシダ。

イギリスの道って路肩があまり無い。こんなふうにすぐに石垣だったり生垣だったり、はたまた段差だったり。

コンパクトカーを予約したのだけど、アサインされたのは日産Juke。コンパクトの範疇なのかな。結構大きいので路肩には気をつけて走る必要はあるけれど、このような山道だったから湖水地方はJukeで良かった。

 

Baldry’s バルドリーズ/ボルドリーズ

念願のバルドリーズに間に合った!

ティーハウスだけど、もちろんお食事もOK。

私は先ほどバターミアでゴートチーズパイを夕食用に購入したので、お食事ではなく・・・

レモンパイをいただくことに!

わぁ・・・めっちゃ美味しい!食器も可愛いし、カトラリーが入っているミツバチの缶も可愛い!

すべてが乙女心をくすぐる~

それにこの内装!湖水地方でこんなメルヘンな世界にひたれるなんて、現実とは思えない(^^

建物自体は、19世紀の地元の写真家ウィリアム・ボールドリーのスタジオ兼ショップだった場所を使っているんですって。

床の具合とか出窓の雰囲気、暖炉があったりと、おとぎ話の中にタイムスリップしたみたい~。

写真は載せないけど(^^ おトイレも可愛かった!

 

お会計する時に、以前日本でスコーンをいただいてから、イギリスに来るときには必ず来ようと思っていたんです!ってお礼というか感謝というか、喜びを伝えられてよかった~

 

 

今日のドライブは約86㎞。

 

少し長めの14分だけど、今日のドライブ動画。

とても素晴らしい景色の連続だったので、お時間ある時にでもご覧ください!

(画質高めで見てください~)

 

編集しながら、またこの景色の中ドライブしたい!イギリス行きたい!って悶えてます(^^

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