うきまいる

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カンボジア旅行記5 - プレア・ヴィヒア、コー・ケー、ベン・メリア

カンボジア旅行記はこちらからどうぞ♪ JGC取得への道 カンボジア旅行  


  

今日はVELTRAで申し込んだツアーで遠距離ー中距離遺跡をまわります。
唯一の懸念はお天気。断崖から絶景はみれるのでしょうか!

 

VELTRAのツアーを利用

効率的に遠距離、中距離遺跡を個人でまわるのは大変なのでツアーを利用しました。

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参加したツアーは以下の通りで、代金は133ドルでした。

ツアー代金108ドル + 3遺跡の入場料 25ドル  = 133ドル

VELTRA 断崖上の世界遺産プレアヴィヒア寺院+ベンメリア+コーケー観光ツアー☆嬉しい4WD代金込!<昼食・夕食> / プレアヴィヒア + ベンメリア + コーケープラン

www.veltra.com

 

朝6:20分にホテルまでピックアップしにきてくれました。
男性がお一人、カップルでお二人、計4名のツアーかぁ、と思っていたところ、その後他のバスと合流し、計10名のツアーとなりました。

この時、ハッと気が付いたのです。 知らない方々とツアーをまわるという事実に!

どう接するといいんだろう? 遺跡に行くことしか考えていなかったので、短い時間ながら人間関係を築かないといけないなんて・・・胃が痛くなってきました。(^^;;
それは言い過ぎですが、まぁ、完全に想定外でした。(^^;;
でもそんなことは杞憂でした、観光が進むにつれだんだん打ち解けていきました。

 

ガイドのカムランさんから説明があります。本当は、

ベン・メリア → コー・ケー → プレア・ヴィヒア

順なのですが

プレア・ヴィヒア → コー・ケー → ベン・メリア

に変えましょうとのこと。雨季なので夕方にスコールとなることが多いそうで、眺望が良いプレア・ヴィヒアをスコール前に訪ねましょう、とのことです。
もちろん賛成です♪

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が、プレア・ヴィヒアに向かい道すがら すんごいスコールに合います。
車のワイパーが追い付かないほどのバケツをひっくりかえしたような雨です。(-_-;;

私雨女ですし、雨季ですし、仕方ないのですが、絶景が見れないとなるとちょっとがっかりだなー。と思っていたのですが、さすがスコール! しばらくするとやんでくれました!

世界遺産 プレア・ヴィヒア

約3時間でプレア・ヴィヒアに到着です。

プレア・ヴィヒアとは神聖な寺院」という意味をもつ、カンボジア第二の世界遺産です。
もともとはヒンドゥー教寺院だったのですが、ヒンドゥー教衰退の後仏教寺院となったとのことです。

カンボジアとタイの間では長年この遺跡の帰属問題があり、1962年にプレア・ヴィヒア寺院の帰属がカンボジアに、2013年には寺院周辺もカンボジアに帰属するとのハーグ国際司法裁判所が判断するまでは銃撃戦が起こるような場所であったため、日本の外務省も「渡航の是非を検討してください」としていました、2014年にカンボジアの他の地域と同じく「十分注意してください。」レベルに引き下げられました。

今でも国境付近に地雷は残っているらしいです。

 

GPSでルートを記録していたのですが、GoogleMap上はタイ側に一旦入っているような?ルートでした(^^

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ツアーの利用だったので、タイ側に降りていく参道方面には行けなかったのですが、その様子が記されたブログがありましたのでリンクをはっておきます。興味深い風景でした。

カンボジアとタイの国境の今~プレアヴィヒア遺跡より~ – ピース・イン・ツアーのスタッフ情報局

 

さて、上の地図にも記してあるのですが、チケットセンターで4WDに乗り換えて山を登ります。

チケットセンターからみたプレア・ヴィヒアのある山です。

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かなりの勾配&最後の数百メートルは完全にオフロード、普通の車じゃ登れないと思います。というわけで以下のようなトラックの荷台に乗ってのぼります。
はっきりいってこのトラックは危険です。しっかり車体をつかんでください!振り落とされますから!
もうテーマパークのアトラクションさながらの揺れで、ある意味楽しかったのです。(^^

ですがドライバーの腕(いや気性か?)大きく左右されるようで、もう一台のトラックに乗っていた方々はあまり怖い思いはされなかったようです。

 

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トラックをおりて岩の上を歩いていきます。ここはスコールの時には川のようになるんだろうな。

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第一塔門から参道を見下ろした写真です。この先がタイとなります。

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第一塔門はかなり損傷しています。

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しかし美しいレリーフが見られます。本当に細工が細かいです。

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 第一塔門から第二塔門への参道。長い石畳が続きます。参道の両側には何やらマークが! え?地雷マーク?かと思いきや、世界遺産のマークでした(^^

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 第二塔門前には大きな穴が開いています。日本ではお寺の水場で手を洗い、口をゆすぎますが、ここでは足を洗うそうです。

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乳海攪拌(にゅうかいかくはん)は、ヒンドゥー教における天地創造神話で、いろいろな遺跡でレリーフとしてみることができます。

乳海攪拌 - Wikipedia

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だんだんレリーフにも詳しくなってきました。こちらはおそらくカーラでしょうか。
カーラ 時間を象徴する神で、死者の王である「ヤマ」の別名もある。 

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こちらは右手で山を持ち上げるクリシュナ神ヴィシュヌ神の化身)。 サタデーナイトフィーバーか!と思ったのは内緒です。

ヴィシュヌ神 維持者・守護者とされる神。怪鳥ガルーダに乗り4本の手をもつ。海洋地域との結びつきが強い

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 牛に乗っている神様でしょうか。蓮の葉っぱで影を作っているのでしょうか、細かい描写です。下の段は走り出しているようなレリーフで面白いです。

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第三、四塔門を通り、第五塔門までくるともうすぐ絶景に出会えます!

でも・・・この下の風景を見た途端、絶景は二の次になっちゃいました。
なんでしょう、このうち捨てられた感、そして漂う線香の香り。完全にどこかへトリップしてしまいました。絶景が見れなくても、この遺跡にきてよかったな。

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そして、そんなふうに思った私に神様が味方をしてくれたのか、天気はなんとかもち、絶景をみせてくださったのであります。

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チキンな私にはこれが精一杯。これ以上へりには近づけません。

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こちらが今回のツアーでご一緒した方々です♪

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コー・ケー遺跡群

昼食

プレア・ヴィヒアから約90分でコー・ケーに到着。まずは昼食です。

飲み物は実費です。これからまだ2遺跡まわらないといけないのでアルコールはお預けです。ここまでお水ばかりだったのでオレンジジュースがしみます(^^
お料理の写真を見ても何の違和感もないのではないでしょうか。
一番手前のお肉とタケノコらしき炒め物以外は、すべて想像通りで美味しかったです。
そしてタケノコかと思ってたべてみたらですね。。。。なんと しょうが! (^^
日本ではこんなにおおきな短冊ぎりのしょうがには、なかなかお目にかかれません。(^^
とっても美味しいですが、辛い(^^

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プラサット・トム - 7段ピラミッド

コー・ケー遺跡群は10世紀のある短い期間に都となっていました。代表的な遺跡は下の写真のプラサット・トムですが、小さな遺跡がたくさんあります。
今回のツアーでは、プラサット・トムと、プラサット・プラムを訪れました。

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言わずもがなですが、登れます(-_-;;

右側にまわると木製の階段がかけられています。幸い上までまっすぐな階段でないため急な階段ではなく助かりました。

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一番上から見た景色です。お天気も回復して緑が綺麗です。ただ上は狭いうえに混みあっているので早々に下山?しました。

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プラサット・トム前で集合写真。飛べていないのは私です(-_-;;

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プラサット・プラム - 毛細血管のように木が巻きつく遺跡

次はプラサット・プラムです。ここコー・ケーではプラサット・トムしか行けないと思っていたので、いける遺跡が増えるのは嬉しいです。

そしてこのプラサット・プラムは期待は良い意味で期待を裏切ってくれました。だってこれですよ?

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本当に自然の力には脱帽です。 
年月が経ち古くなっていくのはなじみがありますよね。日本の神社仏閣もそうだし、ヨーロッパの遺跡だって、街並みだってそうです。でもこれらはずっと、ずっとメンテナンスされています。

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この遺跡のように、完全に自然に支配されたものってなかなか目の当たりにする機会はないので、ただただ自然の力に畏怖の念を抱きます。それに加えて泣きたくなるような、悲しい気持ちや悔しい気持ちがごちゃまぜになって自分でもよくわからない感情に襲われました。

ふとチェルノブイリの今が気になり調べてみたら、以下の日経の記事がありました。National Geographicでは野生の王国化しているという記事もみました。
アンコールは数百年経過していますのでレベルが違いますが、チェルノブイリも自然の力にはあらがえないようです。

vdata.nikkei.com

 

そして福島のことも思わずにはいられません。
一日も早く避難指示が解除される日がくるよう祈っております。

 

ベン・メリア - 「天空の城ラピュタ」のモデル?

ベン・メリアとは「花束の池」という意味で、アンコール・ワットより前に造られたヒンドゥー教寺院で「東のアンコール・ワットとも呼ばれ、アンコール・ワットの試作であったとも考えられているとのこと。

また、「天空の城ラピュタ」のモデルとの噂もありますが、wikipediaによれば映画公開時にはこの遺跡の詳細はわかっていなかったとのことです。

 

宮崎駿監督作品のアニメ天空の城ラピュタ』のモデルではと噂されているがこの遺跡の詳細が広く紹介されるようになったのは映画公開よりも後なので矛盾しており、スタジオジブリの公式の説明にも当然入っていない。

ベンメリア - Wikipedia

しかしモデルにはなっていないかもしれませんが、アンコール遺跡群の随所に漂う廃墟感はまさしくラピュタの世界であります!

そしてここベンメリアは日本が最初にガイドブックにのせたとのことで多くの日本人が訪れるそうです。

 

東門には、損傷の少ないナーガ(蛇神)がいます。

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東門から入るといきなり木が門をふさぐように生えています。石垣のくずれは内戦によってくずされたところもあるようです。

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あ、ダンボー発見(^^

 

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こんな崩れたところを通っていきます。ガイドさんがいなかったらいけなかったかも。

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廃墟感が増してきます。

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そしてこれが、ガイドブック等で一番用いられている写真ではないでしょうか。
遺跡というよりも、もう森です(^^ かなり探検気分を味わえます。

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ところどころ見ごたえのあるレリーフもあります。

こちらは乳海攪拌(にゅうかいかくはん)ヒンドゥー教における天地創造神話で、いろいろな遺跡でレリーフとしてみることができます。

乳海攪拌 - Wikipedia

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こちらはインドラ神(強力な神々の中の帝王)

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こちらは「ラーマーヤナ」の一節。身の潔白を証明するために火の中に飛び込むシータ姫。

地球の歩き方 アンコール・ワットカンボジア 2017~2018」より

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友達の輪?

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でも、ここの遺跡は、レリーフよりもこの自然に対する無力感、廃墟感が魅力でした。

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ガイドさんの案内で安全に見て回ることができました。しかし隅々までみたいとなると、1時間の観光時間では足りません。個人的にはもうすぐゆっくり見たかったです。

 

夜の街へ パブ・ストリート

ベン・メリアから60分ほどかけてシェムリアップに戻ってきました。
夕食付のツアーでしたのでレストランへ。 こちらのお料理もおいしかったです。野菜炒めや、カンボジア風肉じゃがなど、中華料理とタイ料理の間のような感じで、日本人も食べやすい味じゃないかなと感じました。

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食事の際、この後どうしますか?という話になり、希望者で夜の街パブストリートへくりだすことに!

 

キラキラというかギラギラです。

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西洋人の多いこと多いこと(^^

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まずは、このコーナーのTHE RED PIANOというお店に。
ここは、トゥームレイダーの撮影で滞在していたアンジェリーナ・ジョリーも通っていたお店とのことで、映画にちなんだカクテルもありました。

その名も「トゥームレイダーカクテル」 まんまです。

ライムジュースベースで美味しかったのですが少々私には甘かったです。

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この後ワインをいただき、みなさんと打ち解けて楽しい時間が過ごせました。
なおかつ御馳走いただいてしまったのです。ありがとうございました!

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でも夜はこれでは終わりません。(^^;;

ゲテモノ食い大会の始まりです。じゃんけん勝ち負けで誰が食べるかゲームしていたのですが、そのうちそんなこと関係なく、みんな一口ずつ食べてました。(^^
味とか聞かないで!飲み込んだから!(^^
この通りは屋台タイプのバーが並んでいて面白かったです。

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なんとここでも御馳走になってしまったのです。
もうほんとにほんとに!ありがとうございました!

帰りは3ドルでトゥクトゥクで送ってもらいます。
ホテルのトゥクトゥクとは違い汚い(^^ そして安心感がない。
結構飲ませていただきましたが、気が張っているせいで記憶は鮮明です。

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ホテル着は23時。明日は5:00にサンライズツアーに出発します。起きれるかな。(^^

移動距離483㎞

朝6:20に出発、夕食後の解散19:30。約13時間のツアーで移動距離は483㎞。
遺跡も3つみて充実ツアーでした!
運転手さん、ガイドのカムランさん、お疲れ様でした!

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最後に - 謝辞

朝、ツアーに参加したときは、一日知らない人たちと過ごせるのだろうかと不安になりましたが、まったくの杞憂でした。みなさん、こういう土地が好きだったり、絶景、遺跡が見たくて来ている方たちですので、目的は一緒ですもんね。

先生、あしださん、みさきさん、ともこさん、
めぐみさん、みなこさん、りょうすけさん、
とても素敵な時間を共有させていただきありがとうございました。そして御馳走さまでしたヾ(*´∀`*)ノ

みなさんのおかげでとっても楽しい遺跡巡り&夜の体験となりました。
またいつかどこかでお会いできることを願っています♪