みなさん、”サロン”というものをご存知でしょうか。
筒状になった布で、腰で結んだり、胸の上で結んだりして着るマレーシアの普段着です。(インドネシアも。。かな)
お店では、↓のように筒状に縫ってくれます。
(前日に着ていたもので。。。しわくちゃですみません)
”民族衣装”となると、おそらくマレーシア航空やシンガポール航空の制服のような形になるのだと思いますが、このサロンはあくまで普段着となります。
このように、水浴びもお風呂もサロン着たままです。
この筒状の布は旅行先ではパジャマ替わりや普段着としています。
ひざ掛けや肩掛けなどとしても利用でき、いろいろ応用がきいて便利アイテムです。
ただの布ですのでかさばらず、スーツケースの隙間にも入っちゃうすぐれものです。
水着来た時にパレオとして利用するのもあり!
ただの筒状の布だけに、いろいろ活用できます。 アジアのどこかでこんな布に出会えたら是非手にとってみてください!
もちろん日本で買った布でも作れるのですが、”サロン”特有のプリントパターンがあるので専用の布の方がおしゃれです。
ちなみに・・・マレーシアの普段着、なんてかいちゃいましたけど、おそらく街には来ている人はいないかもしれません&18年前の情報です。
18年ほど前に当時の会社でボランティアツアーが催されました。
水道がない村に水道(雨水)を引こうというのがお題目なのですが、その実は従業員にボランティアというものを知ってもらおうという啓蒙的な意味合いが強かったと思います。 私たちはボランティアというものをお勉強させていただいたわけです。
マレー系原住民のイバン族のロングハウスにホームステイさせてもらいながらセメント捏ねたり、ドラム缶を運んだり、樋を設置したりして水道設備の設置を行いました。
ロングハウス。高床式の長屋。
彼らイバン族は2世代ほど前までは首狩り族だったとのことですが、
今では(18年前の話ですが)、訪れた村の方々はクリスチャンで、胡椒栽培などで生計をたてていらっしゃいます。
胡椒は代替えのきかないスパイスなので需要が安定しているとのことでした。
(砂糖や塩は化学結合含め、複数のものからつくることが可能ですが、胡椒はできないとのこと)
マレーシアは胡椒原産国の上位に入ります。
”サワラクペッパー”って聞いたことありますか? FAUCHONブランドでも販売しているようです。
↓胡椒
そして、この時であったのが”サロン”。 運命の出会いです(^^
イバン族の村に入る前に町のお店で生地選びです。 たぶん私は4枚購入。
値札を見ると10リンギット~77リンギットまで、ピンキリです。
当時のレートは覚えがないのですが300円~3000円程度ではないかと思います。
お店では、↓のように筒状に縫ってくれます。 左右が輪っかになってます
で、これを腰で結んだり、胸の上で結んだりして着ます。
そして日本に帰ってきてからも、これらサロンは私の普段着です。
リメイクを重ね↓ここまできました、最終系(^^ ラップスカートです。インドネシアに持っていこうと思い、連休中に作りました。(^^
生地もだいぶん薄くなりところどころ破れていますので、これが最後の着るものになると思います。
破れて着れなくなったら、ファブリックパネルに仕立てます。
思い出いっぱいで手放せません。
他にもマキシスカートにも、ワンピース?(なんていうのかな)にもなるように仕立てて着ています。
サロン用の布というのがあって特有のプリントパターンがあります。
筒状のものを結ぶのでそこだけギャザーのようになります。そこの柄が違う柄になっているのです。
上の布は真ん中は緑。下の布は真ん中は黒です。
マレーシア航空の制服も中心がパイピングされたような感じでよね、そのようなイメージです。
さてさて、
もうすぐマレーシア航空にてインドネシアに行くのですが、これまでマレシーア航空にのったことないと思い込んでおりました。
が、証拠写真をみつけちゃいました、乗ったことあるようです(^^
写真が色あせて、50年前くらいの日本人団体旅行客的な様相ですね(-_-;;